バシャコーヒーの物語は、モロッコのマラケシュのメディナから始まります。1910年に建てられた壮大なダール・エル・バシャ宮殿は、「パシャの家」を意味します。そこには、世紀の最も偉大な文化人、政治家達が、今日アラビカとして知られる「アラビアのコーヒー」のキラキラと輝くコーヒーポットを囲み、集まっていました。ゲストには、作家のコレット、作曲家のモーリス・ラヴェル、映画監督のチャーリー・チャップリン、エンターテイナーのジョセフィン・ベイカー、アメリカ大統領のフランクリン・ルーズベルト、イギリス首相のウィンストン・チャーチルなどが名を連ねていました。