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おいしいコーヒーは、優れたコーヒーと熟練した抽出技術の2つから生まれます。
メタルコーヒーフィルターの歴史
19世紀初頭にコーヒーメーカーに金属が導入されるまでは、布やナイロンが、大衆にとって最も身近な素材でした。しかし、産業革命によって、新しい世界がやってきました。蒸気の利用や新しい生産技術の開発により、私たちの生活を大きく変えるような技術が、数多く発明されました。鉄道や橋などの壮大なインフラから、コーヒーフィルターのような細かなものまで様々です。
始めてメタルがコーヒーフィルターに使用されたのは、1800年代のフランスでした。コーヒーの粉を圧縮するために金属製のフィルターとランマーを組み合わせたフレンチプレスの初期バージョンに使われました。現在では、エスプレッソマシンやパーコレーター、そしてもちろんフレンチプレスなど、金属製のフィルターを利用した抽出方法がいくつかあります。今回は、中でもシンプルな装置である金属製の注水式フィルターに注目します。
メタルフィルターのしくみ
ハンドドリップは、液体をゆっくりと注いで抽出する方法(infusion brewing)の一つです。コーヒー粉にお湯を注ぐと、そのお湯はコーヒーを煎じながら粉を通過していきます。淹れたてのコーヒーは、重力によって、ふるいの底にある穴からマグカップへと染み出てきます。
フィルターには、コットン、紙、金属など、さまざまな素材が使われています。様々な抽出方法は、どれもそう変わりはありませんが、それぞれに個性的なコーヒーが出来上がります。
メタルフィルターは、バスケットにステンレスのメッシュを使用しています。金属は化学的に不活性なので、他の素材のように液体が鋼に吸収されることはありません。金属の中をを通過するのではなく、細かい織目の間にある穴をの周りを回りながら流れていくのです。
フレーバープロフィール
この濾過の違いにより、コーヒー豆に含まれる天然オイルが、淹れたてのコーヒーと一緒にフィルターを通っていくことができます。その結果、より濃厚なコクと風味を持つコーヒーができあがるのです。
孔径が大きいと、コーヒーの微粉末(エクストラファイングラウンド)も、同じようにフィルターを通過することができます。これを欠点と考えるかどうかは、個人の好みによります。コーヒーカップの底に沈殿物があっても、多くの人は、あまり気にしません。コーヒーのオイルと同様、その存在は口当たりを良くし、香りを高め、より深いコクをもたらすからです。
その他考慮すべき点
金属フィルターは、風味への影響だけでなく、環境にもやさしいという利点があります。適切なメンテナンスを行えば、高品質の金属フィルターは、長い間ご使用いただけます。コーヒー豆を淹れるときに出るゴミは、使用済みのコーヒー粉だけ。
金属フィルターを使うべき?
メタルフィルターは、ハンドドリップが好きで、サステナビリティを意識して取り組んでいる方に最適な選択です。大切に扱えば、大胆でコクのあるコーヒーを、生涯にわたって楽しませてくれるでしょう。
金属フィルターの使い方:
ステップ1: 少なくとも400mlの水を沸騰させる(~95℃)。
ステップ2: コーヒー豆は中細挽き、つまり食卓塩より少し滑らかで細かい程度に挽く。
ステップ4:フィルターをカップまたはソーサーの上にセットする。
ステップ5: フィルターにお湯を注いで温めたら水気を切り、余分なお湯を捨てる。
ステップ6: フィルターのバスケットに挽いたコーヒー(1杯あたり12gがおすすめ)を入れ、軽く叩いてコーヒーをならす。
ステップ7: コーヒーの中心から縁に向かって、螺旋状にゆっくりと水を注ぎ始める。
ステップ8: コーヒーが完全にふくらみ、お湯が滴り落ちたら、このステップをさらに2回、または180mlのコーヒーができるまで繰り返す。
ステップ9: カップまたはソーサーからフィルターを取り外したら、コーヒー粉を取り出し、フィルターをよくすすぐ。
ステップ10: おいしいコーヒーをお楽しみください。
コーヒーマスターからのアドバイス
バシャコーヒーでお買い物の際は、挽き方の種類を「メタルフィルター」にすると、いつも最適なサイズで挽くことができます。
バシャコーヒーでメタルコーヒーフィルターを体験してみませんか?
バシャのコーヒーフィルター(ゴールド)は、正確でクリーンな使い心地を実現するべく、考え抜かれ、デザインされています。60度の絶妙な角度で作られたデザインは、コーヒーをマグカップやソーサーにきれいにドリップします。ステンレス製のフィルターに施したゴールドのコーティングは、コーヒーに金属味を与えず、さらにフィルターを長持ちさせることができます。