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バシャコーヒーの伝説

Bacha Coffee(バシャコーヒー)は1910年、マラケシュで誕生しました。 100%アラビカのスペシャルティコーヒーのみを提供し、世界35カ国以上の名高い生産地から届く最上級のアラビカを味わいながら、一杯のコーヒーを通して世界を旅するという特別な体験をお届けしています。 オリジナルのファインブレンドやファインフレーバー、そして二酸化炭素抽出法によるデカフェコーヒーに至るまで、100%アラビカ・スペシャルティグレードの豆のみを使用し、品質と風味に一切妥協することなく、コーヒー愛好家の皆さまに豊かな選択肢をご提供します。

1910年


はじまり

Bacha Coffee(バシャコーヒー)の物語は、モロッコ・マラケシュのメディナから始まります。1910年に建てられた壮麗なダール・エル・バシャは、“パシャの館”を意味し、当時を代表する偉大な文化人や政治家たちが、今日アラビカとして知られる「アラビアのコーヒー」の輝くポットを囲み、語らいを交わす場として栄えました。ゲストには、作家のコレット、作曲家のモーリス・ラヴェル、映画監督のチャーリー・チャップリン、エンターテイナーのジョセフィン・ベイカー、アメリカ大統領のフランクリン・ルーズベルト、イギリス首相のウィンストン・チャーチルなどが名を連ねていました。

タイムカプセル

第二次世界大戦後、ダール・エル・バシャは閉ざされ、かつて周囲のメディナの色彩と音にあふれていたその館は、華やかな時代の名残を宿し続けながら時を閉じ込めたタイムカプセルとなり、やがて深く魅惑的な眠りへと落ちていきました。

 

モロッコの色彩、光、質感に満ちあふれるダール・エル・バシャは、洗練された暮らしの芸術を体現しています。

 

復活

60年以上もの間閉ざされていたこのモロッコ職人技の傑作は、ついに目を覚ましました。千年の歴史を持つマラケシュのメディナの門に佇むこの館の再生は、生半可な覚悟では成し得ないものでした。2年にわたる丹念な修復作業によって往時の壮麗な装飾が蘇り、ダール・エル・バシャは「文化交流博物館」として再びその扉を開いたのです。

 

建築家や歴史家からあらゆる分野の匠職人まで、数えきれないほどの専門家が協力して保存と再生に取り組んだこの歴史的建造物の修復は、真の偉業でした。

 

この歴史的建造物の中庭と隣接する諸室を修復するために、Bacha Coffeeは各分野の専門家を結集しました。建築家、歴史家、そして熟練の職人たちが協力し、Bacha Coffeeの伝統を守りながら、その魅力を現代に蘇らせたのです。この修復には、壮麗なガラス屋根の設置から各部屋の装飾、さらには椅子一脚、テーブル一台の配置に至るまで、細部への徹底したこだわりが込められています。

 

まるで時間が止まったかのように、何ひとつ変わっていないと感じられること――そして、黄金時代の華やぎが今もなおそこに息づいているように思えることが、何よりも大切でした。

 

この美しい博物館の中庭に佇む Bacha Coffee ルーム&ブティックは、建物の歴史に深い敬意を払いながら、当時と同じ貴重な素材と緻密な職人技を受け継いで蘇りました。

 

Bacha Coffeeは、コーヒーという枠を超えた存在です。そこには、ひとつの世界が広がっています。

 
魅惑のモロッカン・モカ

Bacha Coffeeは、原点であるマラケシュの館を再び開き、そこからヨーロッパ、中東、アジアへとコーヒールームやブティックを広げ、瞬く間にグローバルブランドへと成長しました。 そして今日もなお、哲学者、音楽家、政治家、芸術家、映画スター、そしてBacha Coffeeの魔法を見出した新たな世代のコーヒー愛好家を惹きつけ続けています。