Select your shipping destination and language

確認

バシャコーヒー 私たちの調達理念

バシャコーヒー著 Bacha Coffee | 2025年 10月 15日
|3 分 | バシャコーヒー
好奇心、情熱、規律、そして卓越への飽くなき探求心——。それこそが、バシャコーヒーが世界中から最高品質の選び抜かれたコーヒー豆を探し求める原動力です。

SourcingPhilosophy_BodyImage_1

モロッコの流儀

モロッコにおけるコーヒーの情熱と知恵の歴史は、今からおよそ600年以上前にまでさかのぼります。伝説によると、今日のコーヒー文化を広めたのは、モロッコの学者 アブー・アル=ハサン・アル=シャーディリー だといわれています。約600年前、彼はエチオピアでその覚醒的な力を体感し、コーヒーの木をイエメンへと持ち帰りました。やがて、彼は「モカ」の名で知られる港町アル=モカを築いたとも伝えられています。また別の物語では、弟子のオマルがウサブ近郊の砂漠の洞窟でコーヒーの実に命を救われた後、その豆をモカへ持ち帰ったとも語られています。

時が経つにつれ、この“魔法の豆”の評判は広がっていきました。やがて、多くの商船がモカ港へ向かい、この コフィアアラビカ、すなわち「アラビカコーヒー」の袋を積み、アラビア半島全域へ、そしておよそ二世紀後にはヨーロッパへと運びました。

最高の豆を求めて

バシャコーヒーの調達哲学は、1910年の創業当時へと時をさかのぼり、その原点にある精神を受け継いでいます。モロッコの人々は古くから、料理からコーヒー、職人の技から華やかなデザインにいたるまで、あらゆるものにおいて品質を追求してきました。マラケシュは、情熱と規律が調和し、人々が自らの文化の恵みを分かち合ってきた場所です。この寛容で温かな文化は、常に旅人を迎え入れ、洗練された味覚を讃え、世界中から最上の風味を求めてきました。したがって、世界最高のコーヒー豆を探し求めることは、創業当初から私たちの使命の一部であるのは当然のことだったのです。

品質のこだわり

この理想を実現するために欠かせないのは、規律です。私たちは、最高水準を満たさない豆は決して仕入れません。また、焙煎後であっても品質が私たちの基準に達しない場合は、お客様にお届けすることはありません。この約束を守るということは、ある年の収穫がブランドの品質基準を満たさない場合、たとえ世界的に名高い産地であっても仕入れを見送ることを意味します。結局のところ、世界最高のコーヒーを調達するには、一切の妥協を許さない規律が求められるのです。それこそが、Bacha Coffeeを特別な存在にしている理由——世界最高のコーヒーを創り、提供するという情熱と献身なのです。

「ご来店くださるお客様に、いつ訪れても最高のコーヒー体験を味わっていただきたい。そして何年後に戻ってきても、変わらぬ品質でお迎えしたいのです。」— タハ・ブクディブ(Bacha Coffee プレジデント兼CEO)

SourcingPhilosophy_BodyImage_2

この細やかで誠実な姿勢は、バシャコーヒーのすべての活動に深く根づいています。豆の調達から焙煎、ブランディングからパッケージング、物語づくりからサービス、空間のしつらえからお食事に至るまで——あらゆる工程に息づくこのこだわりこそが、世界中のお客様がバシャコーヒーの体験に抱く特別な印象、すなわち「変わらぬ品質」という魔法の要素なのです。この一貫した品質への約束は、私たちの旅の出発点——豆の調達から始まります。

生産者との深い絆

バシャコーヒーの社内コーヒーエキスパートたちは、農園や協同組合から直接コーヒー豆を調達しています。それは、時間と労力をかけて、サプライヤーと直接的で持続的、そして互いに利益をもたらす関係を築いているからです。地域の生産者パートナーとの関係は、誠実さと信頼、そして共に抱く情熱と規律へのこだわりの上に成り立っています。

バシャコーヒーは、毎年の収穫を生産者から直接仕入れることで、常に最良の栽培技術が守られていることを確かめています。これにより、焙煎所へ届くまでの間、最も新鮮な豆だけが選び抜かれ、丁寧に扱われることが保証されます。また、仲介業者を介さないこの仕組みにより、可能な限り低いカーボンフットプリントを実現しています。

Nomads_in_Ethiopia

果てしなき探求

新しい味わいへの情熱と好奇心が、バシャコーヒーを世界中へと駆り立てます。私たちは、遠く離れた地方や僻地のコーヒー農園にまで足を運び、お客様に新たな味わいをお届けする機会を探し求めています。しかし、こうした遠隔地からの調達には、真摯な姿勢が求められます。

たとえばエチオピアでは、私たちの「イルガチェフェ・エアルーム コーヒー」が、 お客様のカップに届くまでに壮大な旅を経ます。 このウォッシュドコーヒーは、標高1,600〜2,000メートルの高地で木陰栽培され、 高原地帯の標高と地形が理想的な環境を生み出し、 美しく完熟した豆を育みます。 レモングラス、サトウキビ、ベルガモットの繊細な香りを持つこの希少なエアルーム種は、 ほどよいボディと明るい酸味を備え、唯一無二の味わいをもたらします。

しかし、この希少で特別なコーヒーの物語は、その風味だけにとどまりません。もし豆たちが語ることができるなら、それは壮大な旅の物語でしょう。シダマの農家の温かな手から離れ、何日もかけて埃っぽく険しい道を進み、危険な山道を越え、盗賊を避け、幾度もの検問やセキュリティチェックを通過しながら、ようやくアディスアベバの精選所へとたどり着きます。そして、私たち独自の工程を経たのち、これらの特別な豆はバシャコーヒーの本拠地マラケシュへと長い旅を続けます。ここで丁寧な焙煎が行われ、世界中の店舗とお客様のもとへ届けられるのです。

これはひとつのコーヒーがたどる、ひとつの旅の物語です。バシャコーヒーでは、シングルオリジンコーヒー、ブレンドコーヒー、フレーバーコーヒーを含む200種類以上のアラビカコーヒーを取り揃えています。この唯一無二のブランドの物語を真に理解するには、世界を巡りながらバシャコーヒーの世界に触れる旅が必要です。そのたびは、タハ・ブクディブ氏の新しい香りと風味への個人的な情熱から始まりました。

「お客様に新しい味わいをご紹介できる可能性を感じたとき、私は直感を信じて、コーヒーの産地へと旅立ちます。」—— タハ・ブクディブ

「農園に足を運ぶと、その豆に本当の長期的な価値があるのか、それとも一時的な見かけだけの魅力なのかを、すぐに見極めることができます。だからこそ、私は自ら調達地を訪れるのです。それは単なるビジネスのためではなく、バシャコーヒーのコレクションにふさわしい、本当に特別なものを見つけ出すためです。お客様にその一口目で、『こんなコーヒーは初めて』と感じていただきたいのです。」— タハ・ブクディブ

他の記事を読む

ethiopia-film-series-coffee-story-thumbnail-1
映像で巡るー「エチオピア:コーヒーの揺かご」
image
2025年 9月 30日 - 15 分
この映画には、バシャコーヒーの哲学が息づいています。 世界中の人々に、選び抜かれた200種類以上の最高品質 アラビカコーヒーを届けたいという想いです。
ethiopia-film-series-bts-coffee-story-thumbnail
「エチオピア:コーヒーの揺かご」誕生の舞台裏
image
2025年 9月 30日 - 3 分
映画監督とともに、シダマとイルガチェフェを巡る魅惑の旅へ── 世界最高のコーヒーが育まれた地で、その起源と味わいを辿ります。
coffee-stories-dar-el-bacha-key-image-2
ダール・エル・バシャ宮殿への旅
image
2022年 10月 04日 - 3 分
世界で最も美しく歴史的なカフェのひとつ:眠れるマラケシュの美女
bacha-coffee-hero-image

お気に入りのバシャコーヒーを見つけましょう

バーチャル コーヒーマスターが、あなたにとって完璧なコーヒーを見つけるお手伝いをいたします